皆さんに知っていただきたいこと
実は、パークにあるプールの水の色が、濃い茶色だったり緑色だったりと汚れているように見えることがあります。でも、本当に汚れているわけではありません。
プールの水がそう見えるのは、珪藻(ケイソウ)と呼ばれる藻類が繁殖しているからです。何百万もの顕微鏡レベルの小さな単一細胞のケイソウが、プールの内側の壁を覆い、有害な太陽光を吸収しているのです。
ケイソウは、成長するにつれてプールの壁から離れ、水面に浮かんできます。
あるお客様は、その浮いている藻類を“イルカのフン”と言いました。
いいえ、そうではありません。
シーライフパークのプールでは藻類がとても早く成長するのです。それはプールの水が、化学的な有害物質など全く加えられていない新鮮な海水だからです。
パークのプールには毎日4万5千トン以上の新鮮な海水が供給されています。
ケイソウの有益な役割は他にもあります。それは大気中の酸素をつくることです。科学者によれば、我々の呼吸する酸素の25%が海洋のケイソウによって作られているということです。